体に優しいスープ

東條真千子さんとの出逢い
 40年前に当時「ディアスープ」の社長をされていた東條真千子さんから、冷凍スープの製造依頼がありました。
実は、この時はお引き受けをする事にはしましたが、「無添加」なんて美味しくないと思っていました。
ところが、東條さんが工場に来られ試作をしてみらた美味しい。
美味しい。どうして美味しいか?考えてみると(私の考え方)・・・
化学調味料(今ではうまみ調味料と呼ばれる)を使うと確かにうま味は出せますが、どれも同じ味になる様に思います。
このうま味調味料を使わないと美味しくないと私は40年前まで思っていました。

 しかし、東條さんはこのうま味調味料を使わず、昆布、かつお、のどぐろ、味噌、等の天然素材から「美味しい出汁」
を作り、それをスープに入れてました。
価格は高くなりましたが、本来の味や色が明確に味わえます。
本来の味を損なわない事。今ではこれが大切と思っています。
無添加
 現在は、「無添加」と表示しなくなりましたが、40年前は無添加と表示していました。
無添加とは食品添加物が原料から最終製品までの工程において一切使用していない事を言います。
食品添加物は、保存性を良くしたり、合成的味を作ったり、色を付けたり出来ます。
厚生労働省が指定した添加物は安全性が担保されており使用する事事態は何も問題ありません。

でも、私は使いすぎれば本来の味や色を損ねると思っています。
また、大量に継続して摂取した場合、本来の味が分からなくなるのでは無いか?と懸念しています。
体に優しいスープ
 「うま味調味料」が体に悪いという意味では全くなく、東條さんが企画したスープを味わった時、
何か、天然の味、素材の味そのものが感じられて、心にも体にも優しいと私が感じたので、「優しい」
と呼んでいます。
法的にこの言い方が適正か?どうかは分かりませんが、「無添加」とか「不使用」とは過去表示して
いましたが、「体に優しい」と言う方が何か良いように感じています。
東條真千子さん Web
www.tojomachiko.com
スープ料理家
株式会社マーズスープ 取締役
du Marche.LLC President & CEO
USA在住、日本にも拠点を持ち、スープ教室などの食育活動をしています。
 

 

株式会社マーズスープ 代表取締役 福桝勝成